MC-10017 高柳昌行”即興と衝突”

「Japanese Free Jazz Archive Series」
30年の時が流れ冷静になって聴ける音がある。

高柳昌行/ペーター・コヴァルト/翠川敬基、彼ら3人の邂逅も今となってはありえない組み合わせである。 時代の先端を激しく駆け抜けた孤高の天才ギタリスト高柳昌行と、ドイツのグローブ・ユニティー・オーケストラのベーシストであった、 ペーター・コヴァルトの2人は既にこの世にはいない。 新進気鋭のチェロ奏者であった翠川敬基のみが現在も「緑化計画」として活動を続けている。

このストリングトリオの音は、それぞれがお互いに音をさぐり合い、内なる深い井戸から絞り出された音を紡ぎ出す。 3人三様の音が波紋を広げ渾然一体となってあふれ出し、また個々の沈黙の世界へと立ち戻る。 ー玉井新二ライナーノートからー。

此処には、そのさまが描かれている。3人の一瞬の出会いと営みが記録されて遺された作品である。「強烈な個性を誇る日独 3人のストリング・プレイヤーの衝突と 照応は、反宇宙の時空間を形成するかのような、美しくも凄まじい ものだった」副島輝人

ジャケットは90年代後半、斬新な見せ方で、足立涼子さんの放電が起こす偶然の現象を見せるや、カビの展示を行っていた女性アーティストユニット「muon」の個展から、手島荘子さんのカビの媒介を行う馬鹿でかいシャーレを天井から吊るしたり球体に繁殖させるの図で美しい色・形を表現する独特な展示会から、放電をさせるため真っ暗になったり個性的で面白かった。確か千駄ヶ谷にあった、フジタ・ヴァンテでの写真。

■曲目リスト(Track List)

  1. 即興と衝突(Encounter and Improvisation) 44:00

■参加ミュージシャン(Musicians)

高柳昌行(Masayuki Takayanagi)
翠川敬基(Keiki Midorikawa)
ペーター・コヴァルト(Peter Kowald)

■作品データ(information)

  • 品番(No.):MC-10017
  • タイトル(Title):即興と衝突
  • アーティスト(Musician):高柳昌行
  • 税込価格(price):2,500円(税抜)2,625円(5%税込)2,700円(8%税込)
  • 発売日(Date):2012/4/15
  • レーベル(Label):モビース/地底レコード(Mobbys/ChiteiRecords)

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