nouon「Kuu」

nouon「kuu」Mel Records
山田あずさ: Vibraphone Marimba  ケビン・マキュー: Fender Rhodes
ヒュー・ロイド: Contrabass Clarinet  山本淳平: Drums Percussion

10月9日に代官山 山羊に、聞く?でのレコ発ライブに行ってCDをいただくも、翌日からは京都行きで、帰ってきたら心不全で即入院だったため音を聞けないでいた。先日の退院後やっとCDを聞くことが出来た。

当初は、フェンダーローズのケビンとのユニットだったらしいが、このヴィブラフォン+コントラバスクラリネットが入る楽器編成の妙。既にこの時点で、このバンドの音は誰からも独立し勝利している!

現在だと、スイスのニック・ベルチェのバンドぐらいでしか聴くことが出来ない、コントラバスクラリネットの音が1曲目から素晴らしいアンサンブルを奏でる。

スカボロフェアを思い起こすような曲や親しみやすいメロディーの曲が続く、8曲のうち3曲を山田あずさが書き、残りは外人2人の曲で構成されているが、何故か統一感が感じられる。ジャズだけに収まりきらない、オリジナリティー溢れる楽曲が続く。

この日のライブ並びにこのCDでは、夏前に新宿ピットインで聴いたライブ時よりは、素晴らしくアレンジが確立していて雑なところがなくなっていた。穏やかな音が心地いい、とは言っても聞かせどころを心得ていて激しい曲調となったり、起承転結がしっかりしているのが印象的でした。

素敵なアルバムで、ヴィブラフォンの人のCDを比較的多く集めている自分としては、これまでに無かった音を聴けたことがとても嬉しく思います。彼女は別の編成ではピアノも披露するなど、若き日のヴィクター・フェルドマンを思い起こさせてくれる。
まだまだ若いので今後にも様々な可能性を感じます!


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